| 1. |
結晶化度が75〜85%と高い結晶性樹脂で結晶化速度も速く、成形品は不透明である。結晶化度が大きいほど成形収縮率は大きくなる。 |
| 2. |
Tgは-60℃であるため、実用使用温度ではゴム状態である。このため力学的性質の温度依存性が大きく、クリープを起こしやすい。 |
| 3. |
熱劣化特性は安定剤処方により変化するが、コポリマーではULのレーティングは力学的性質(衝撃なし)100℃、電気的性質は110℃。 |
| 4. |
結晶性のため耐有機溶剤性、耐油性、耐グリース性は良好である。芳香族炭化水素、ケトン類、エステル類、塩素系溶剤に浸漬すると若干の重量増がある。 |
| 5. |
無機酸、有機酸には侵される。また、塩化亜鉛によって侵される。 |
| 6. |
摩擦・摩耗特性にすぐれ、自己潤滑性があるが潤滑油、グリスなどを使用すると摩擦特性はさらに向上する。 |
| 7. |
紫外線で劣化しやすいが、添加剤処方で実用レベルに改善できる。酸性雨の多い屋外では酸による劣化がある。 |
| 8. |
水、アルコールの透過率は大きいが、有機溶剤、窒素の透過率は小さい。 |
| 9. |
酸素指数が15%であるため、実用的には難燃剤添加による自己消火性の付与はできない。 |
| 10. |
結晶性であるため、成形収縮率は厚み2〜3 mmで約2%である。 |