樹脂解説
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一般的名称:変性ポリフェニレンエーテル
略記号:m-PPE
英語名:modified polyphenylene ether
化学式:
化学式
結晶/非晶性:非晶性(Tg:210 ℃(PPE))
供給形状:ペレット;白色(自然色)
グループ内メーカー: 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社
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(商品名) ユピエース®
レマロイ®
商品詳細ページ
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概要
変性ポリフェニレンエーテルは、耐熱性、力学的性質、電気的性質のすぐれたPPEに成形性のすぐれたスチレン系樹脂をブレンドしたものが市場の大部分を占め、他にPA、PPブレンド系もある。PPEとPSは任意の比率で完全相溶するため、ブレンド比により幅広い耐熱性のグレードの生産が可能である。
特徴
1. PPE/PSの1/1ブレンド品の基本グレードの比重は1.06で汎用エンプラの中で最小である。
2. 荷重たわみ温度はブレンド比により75〜170℃まで変化する。1/1ブレンド品ではTgは約150℃で実用温度範囲ではガラス状態であり、力学的性質の温度依存性は小さい。
3. 耐熱劣化性もよく、UL温度レーティングは1/1ブレンド品の非強化グレードで、力学的性質(衝撃なし)および電気的性質ともに105℃、ガラス繊維強化グレードでは110℃である。
4. 非晶性であるため耐有機溶剤性はよくない。ベンゼン、トルエンに膨潤、メチルエチルケトン、酢酸エチル、四塩化炭素、ガソリンではストレスクラックやソルベントクラックが発生。
5. 酸、アルカリには耐性がある。
6. 汎用エンプラの中では耐熱水性がよい。かつ吸水率が小さく、水中使用時の寸法変化が少ない。
7. 疲れ強さは汎用エンプラではPCと同程度に小さい。
8. 電気的性質にすぐれる。誘電率、誘電正接はきわめて小さく、かつ温度・湿度・周波数による変化も小さい。絶縁抵抗、絶縁強さもすぐれている。
9. 耐紫外線性はよいとはいえない。
10. 酸素指数は標準グレードで約22.5%である。難燃剤添加で難燃化できる。この樹脂は主に燐系難燃剤を使用する。
11. 非晶性であるため成形収縮率は0.5〜0.7%と小さい。
主な用途
1. 事務機器用途:
複写機・ファクシミリ・各種プリンタ・パソコンのハウジング、シャーシなど
2. 自動車用途:
ホイールキャップ、インストルメントパネル、ルーバー、外板部品など
3. 電気電子機器用途:
コイルボビン、LEDケース、モータ部品、ICケース、アダプタなど
4. 家電用途:
ビデオカメラ・エアコン・炊飯器・加湿器などのハウジング、各種部品
5. その他機械用途:
カメラ部品、各種ポンプのインペラー、水中ポンプのハウジングなど
市場動向
日本における変性PPEの2007年の生産量は4.7万トンで、前年比4%増であった。用途別シェアでは、自動車が最大で29%、続いてOA機器(27%)、電気・電子(22%)の順であった。変性PPEは、その主用途であるOA機器のハウジングがPC/ABSに代替し、CRTカラーテレビの高圧部品のフライバックトランスと偏光ヨークが最終製品の生産拠点のアジアへの移転により、海外に移転するなどの要因で、国内需要は減少している。新規用途開発が重要になる。